介護保険の支給限度額とは?

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介護保険の支給限度額とは?

Q. 母が入院しており、退院に向けて介護保険の申請をしました。退院後はリハビリのサービスを利用したいと思っているのですが、認定が下りていない中で介護保険サービスを利用すると、支給限度額を超えてしまう可能性があると説明がありました。支給限度額とは何でしょうか。

A. 支給限度額とは、介護サービスを利用できる月々の限度額のことで、介護度によって金額が異なります。

支給限度額とは、要介護認定のそれぞれの段階(要支援1~2、要介護1~5)によって定められており、介護サービスを利用できる月々の限度額のことをいいます。この支給限度額は介護度によって異なり、介護度が高い程、支給限度額は多くなっています。

介護サービスは単位で表されていますが、サービスを利用する際は、定められた限度額の単位を超えないように単位の計算を行い、限度額の範囲内でサービスの利用計画を行います。限度額を超えなければ、介護サービスを利用した際の利用者負担額は1割~3割となりますが、万が一、範囲を超えた場合は、超えた分は全額自己負担(10割)となってしまうのです。

そのため、介護認定の結果が出る前にサービスを利用する場合は、認定結果を予想し、限度額を超えないように慎重に計画してサービスを利用する必要があるのです。

この場合、本人や家族だけでは、介護認定結果の予想や単位の研鑽をすることは難しいですので、必ず、担当のケアマネージャーと相談しながら、検討していくことが重要となります。超えてしまっても、自己負担できるという方に関しては、自己負担ありきで計画する方法もありますので、その旨を伝えるようにしましょう。

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