支給限度額を超えても介護保険サービスを受けることはできる?

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支給限度額を超えても介護保険サービスを受けることはできる?

Q. 父がリハビリ病院から退院することになりました。退院後は集中的にリハビリを行いたいと思っており、週3回ほど訪問リハビリを利用してほしいと思っているのですが、要支援2のため限度額を超えてしまうといわれました。限度額を超えても、介護保険サービスを受けることができるのでしょうか。

A. 支給限度額を超えると全額自己負担になりますが、お父様やご家族が納得しており支払う余裕があるなら、原理としては支給限度額を超えてもサービス利用することは可能です。

限度額を超えた場合、通常の費用負担は1割~3割のところ、全額自己負担となりますが、本人や家族がこれを納得しており、自己負担分を支払う余裕があれば、限度額を超えてもサービスを利用することは可能です。

また、限度額を必ず超えるとあらかじめわかっており、それを継続して利用するのであれば、介護保険外のリハビリサービスを利用することも検討してみましょう。費用の負担を減らすため、ほとんどの方が限度額内でサービスの利用をされていますが、経済的に余裕があれば、自費でサービスを利用することも検討できるかと思います。

もし、経済的に難しいのであれば、介護認定の変更申請を行い、限度額を引き上げるために区分変更申請を行う方もおられます。現在の状態にもよりますが、リハビリがそれだけ必要である身体状況なのであれば、区分の変更が見込める可能性もあります。手続きに関しては、必ず、担当のケアマネージャーへ相談し、行うようにして下さい。

それでも、区分が変わらない場合は、残念ながら自費利用を続けていくことになりますが、状態に変化があれば再度区分変更も検討可能ですので、随時、タイミングを相談しながら様子を見てサービスを利用するようにしましょう。

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