福祉用具は購入とレンタルのどちらが得なの?

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福祉用具は購入とレンタルのどちらが得なの?

Q. 母が肺炎で入院していたのですが、退院後自宅内外でふらつくことが増えました。介護用品をを使用してもらおうと思っています。介護保険でレンタルすることもできると聞いたのですが、歩介護用品の購入とレンタルではどちらが得ですか。

A. まずは利用したい福祉用具がレンタル可能かどうか確認しましょう。レンタル可能の場合、レンタルの方が負担は少なく済むでしょう。一方でレンタル対象でない場合、自費でも安価だったり購入費が支給されることもあります。まずはケアマネージャーに相談してみてください。

介護保険のレンタルでは、レンタルできる対象項目が定められているため、まずは、使用を検討している介護用品がレンタル可能であるかの確認が必要です。レンタル対象品であれば、費用としては、購入よりもレンタルを利用した方が、負担は少ないと言えるでしょう。

福祉用具は、レンタル可能であるものを自費で購入すると、高額な費用となってしまうだけでなく、定期的なメンテナンス代も随時必要となるため、費用負担はレンタルよりも大きくなります。レンタルであれば、福祉用具の業者へ定期的にメンテナンスをしてもらうことができます。

一方、レンタル対象品でない場合は、自費でもあまり負担が大きくない金額で購入できたり、購入費が支給されるものもあります。例えば、一般的なT字杖は、ホームセンター等でも安価で購入できるため、介護保険でのレンタルは対象外です。一方、車いすや歩行器等は、レンタル対象となっています。

福祉用具の導入については、本人や家族の見解だけでなく、専門家のアドバイスも必要となりますので、検討しているのであれば、まずは、担当のケアマネージャーへ相談するようにしましょう。まだ担当のケアマネージャーがいない場合は、地域包括支援センターへ相談へ行き、利用者に合った福祉用具を選択するようにして下さい。

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