高齢になってから足が浮腫むようになった。何か解決方法はない?

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高齢になってから足が浮腫むようになった。何か解決方法はない?

Q. 母の足が夕方になるとパンパンに浮腫み、象の足のようになってしまいます。痛みは無いようなのですが、少しぶつけただけで傷になるため心配しています。何か解決する方法はありますか。

A. あまりにも浮腫みがひどいようなら、疾患の可能性もあるため、まずは医療機関への受診をおすすめします。そして重症化させないように注意してください。

高齢になると、疾患の影響で浮腫み等の症状が現れる場合があります。心不全や腎不全等の可能性もあるため、あまりにも浮腫みが酷い場合は、まず、医療機関への受診をすることをお勧めします。

疾患が原因で浮腫みが出ている場合、内服の処方や医師の定期的な受診が必要になる可能性もありますので、ただの浮腫みだと思わず、必ず、受診するようにしましょう。受診の結果、疾患がみられず、原因が特にない場合は、長時間同じ姿勢でいることが原因で、慢性的に浮腫みが発生する「慢性下肢浮腫」の可能性があります。

これは、生活習慣によって引き起こされる浮腫みであるため、普段から生活習慣の改善を心掛けることが大切となります。しかし、高齢者の場合、思うように歩行することができず、座りっぱなしや十分な歩行時間を確保することができない場合が多いことでしょう。

そのため、予防法としては、「浮腫み予防の着圧ソックスを日中に履くこと」「寝るときは足を少し高い位置にあげること」「座るときは足とお尻の高さを平行にすること」等があげられます。浮腫みが重症化してしまうと、より痛みを増したり、歩行が難しくなる可能性も高くなります。普段の生活の中で、できることをこまめに意識して、行うようにし、浮腫みを重症化させないように注意しましょう。

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