引っ越し後も継続して同じ福祉用具をレンタルできる?

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引っ越し後も継続して同じ福祉用具をレンタルできる?

Q. 要介護2の認定が下りている父が、福祉用具を使用しています。自宅での一人暮らしが難しくなったため、兄の家に引っ越して一緒に暮らすことになりました。借りている福祉用具は、引っ越し後も同じようにレンタルできるのでしょうか。

A. 全国展開しているような事業所であれば、担当者だけ変更すれば同じ福祉用具を継続して使用することはできるでしょう。ただし全ての事業所がそういうわけではないので、引っ越し前に相談するようにしてください。

福祉用具のレンタル事業所は、各エリア毎に担当地区が分かれています。そのため、転居先のエリアでも同じ事業所があれば、担当者だけ変更して、現在、レンタルしている福祉用具を使用し続けることができると言えるでしょう。

しかし、事業所によっては、全国展開をしていないところもありますので、転居先に現在、利用している事業所がない場合は、事業所及び現在レンタルしている福祉用具を返却し、新たに他事業所との契約が必要です。

福祉用具は、事業所によって取り扱う品物が異なりますので、事業所が変われば、全く同じものを使用することは難しいですが、どこの事業所でも同じような品物の取り扱いはあり、本人の状態に合わせて新たにレンタルすることは可能です。現在、利用している事業所が転居先にあるかどうかは、福祉用具の担当者に相談すれば、わかりますので、まずは、問い合わせてみましょう。

引き続き、利用できる場合は、担当者の変更や情報の引継ぎが必要ですが、事業所間で情報の提供がスムーズにできるため、事業所へ任せることが可能です。もし、事業所を変更する場合は、新たに契約し、福祉用具を導入する必要がありますので、引っ越しが決まった時点で早めにケアマネージャーへ相談し、事業所探しを一緒にするようにしましょう。

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