老人ホームや介護施設に入所中、夜間はどのくらいの頻度で見回りしてくれるの?

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老人ホームや介護施設に入所中、夜間はどのくらいの頻度で見回りしてくれるの?

Q. 父の施設入所を検討しています。てんかん発作があり意識を失うことがあるため、夜間帯は定期的に見回りをしてもらいたいと考えているのですが、施設入所中は夜間どのくらいの頻度で見回りをしてもらうことができるのでしょうか。

A. 業界全体の人材不足のため、余裕ある人員が確保できていない施設が多いのが実情です。夜間の体制は事業所によって異なるため、お父様に発作があるようでしたら、入所前に確認してから慎重に検討するとよいでしょう。

夜間の職員の人員配置には、基準がありますが、実質20名~30名程名の利用者を1名で見るケースも存在しており、それに伴い、見回りの回数に関しても、施設によって体制は異なります。介護施設では、慢性的な人員不足が常に問題とされており、多くの施設では、余裕のある人員の確保ができていない現状がみられています。

特に夜間になると、日中よりも人員配置が少なくなるため、頻回に見回りを行うことは難しいことが予想されます。この厳しい現状はどこの施設も変わりないのですが、それでも夜間の体制は施設毎に異なりますので、入所前にしっかりと確認し、検討するようにしましょう。

安全確保のために、できれば夜間は2名体制であることや看護師が夜間も勤務しているところであれば、より安心できると言えます。それに加えて、定期的に訪問診療を行っているようなクリニックや医療機関と連携している施設であれば、医療管理的にも強い施設であるため、持病がある方も積極的に受け入れてくれる傾向にあります。

特に発作が頻繁に起こる場合であれば、医療体制がしっかり整っている施設に入所することをお勧めします。見回り回数に関しても、家族からの要望があれば、遠慮せずに伝え、対応可能かどうか検討してもらうようにしましょう。

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