老人ホームや介護施設での面会制限がかかった場合、差し入れだけでもすることは可能?

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老人ホームや介護施設での面会制限がかかった場合、差し入れだけでもすることは可能?

Q. これまで海外に住んでおり、久しぶりに日本に帰ってきました。母が施設入所しており面会に行きたいのですが、施設内でインフルエンザが流行ってしまい、面会ができないと言われました。お土産など買ってきているので差し入れたいのですが、会うことは可能でしょうか。

A. 面会制限されている期間中、原則として面会はできませんが、持ち込みについては最低限必要なものに限り届けてもらうことが可能ですので、職員に確認してみてください。

施設で面会制限が実施されている期間中は、原則、面会をすることはできません。特にインフルエンザや感染性胃腸炎等に関しては、感染力が強く、体力のない子供や高齢者が感染すると、死に至る危険性もあります。そのため、高齢者施設では、県内・市区町村の流行レベルや医療機関の感染症対策等を基準にし、施設内での対応を考えています。

そして、面会制限にもレベルがあり、一部禁止から全面禁止になるまで、時期によって変化する場合も多くみられますので、流行する時期に関しては、各施設からのお知らせを随時チェックしておく必要があります。面会制限のレベルとしては、流行時期になると、まず、面会者は施設に入る前に手指の消毒やマスクの着用を義務付けられることが多くあります。

次に、県内に流行の危険性がある場合や感染症の警報等が発令されている場合は、面会制限がより厳しくなり、面会時間の短縮や面会者の体調確認・体温測定等が実施される場合があります。そして、施設内で感染者が出た場合等は、原則的に全面面会禁止となります。

特別な事情があり、それが施設の医師により認められた場合は、一部の家族のみ面会することができますが、それも必要最低限の面会となっています。着替えや持ち込み物に関しては、どうしても必要なものに限り、職員に頼んで本人へ届けてもらうことが可能ですので、お土産に関しても、職員に確認してみましょう。

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