スプーンやブラシなどの自助具は介護保険の補助対象になる?

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スプーンやブラシなどの自助具は介護保険の補助対象になる?

Q. リウマチを患ってる母の介護をしています。痛みや握力の低下から、日によってスプーンやヘアブラシなどを持っていることが大変になりました。持ちやすい自助具などがあれば購入したいと思っているのですが、スプーンやブラシなどの自助具の購入は介護保険の補助の対象になるのでしょうか。

A. 残念ですが自助具(補助具)の購入は、介護保険の適応はありません。ケアマネージャーなどに相談した上で、福祉用具事業所やホームセンターなどでの購入、もしくは手作りやオーダーメイドなどでの入手を検討してみてください。

残念ながら、自助具(補助具)の購入に関しては、介護保険の適応はありません。自助具とは、障害や疾病等によって生じた麻痺や状態の変化により困難になった動作を補うための道具や装置のことです。自助具は、食事や排泄、入浴、更衣等、日常生活をスムーズに送るため、様々な場所で使用されます。

自助具を使用することで、これまで困難だった動作ができるようになり、より自立を促す効果も期待されます。今回、ご相談頂いているスプーンやブラシ等も自助具のひとつであり、本人にとって、持ちやすいような形であったり、力を入れずに楽に動かすことが可能なものがあります。自助具の購入方法ですが、福祉用具事業所やホームセンター、インターネット販売等で入手することが可能です。

既製品を購入した場合は、本人の状態に合うように改良が必要となる可能性がありますので、事前にケアマネージャーやリハビリの担当者に相談してから購入するようにしましょう。あらかじめ本人にしっかり合った自助具を使用したい場合は、オーダーで作成している業者に作成を依頼することもできます。

また、病院のリハビリ担当者へアドバイスをもらいながら、手作りすることも可能です。どちらにしても、まずは、専門家に相談し、どのような自助具が必要であるかを確認するようにしましょう。

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