Q. 父が脳出血で体の左半分が麻痺になり、病院でリハビリをしています。そろそろ退院を考えなければならないのですが、自分も仕事をしており介護はできないため、介護老人保健施設に入所してもらおうと思っています。病院では週に3回くらいお風呂に入っていたようなのですが、介護老人保健施設に入所中、お風呂は週何回くらい入れてもらうことはできますか。
A. 介護老人保健施設での入浴回数は、平均で週2〜3回ほどですが、病院のように好きな時間を選択するのはやや難しいかと思います。
介護老人保健施設での入浴回数は平均的に週2～3回程となっています。施設においては、入浴前に体温・血圧測定を行い、その日の状態に異常がないか確認してから入浴を行います。入浴曜日、時間帯は各施設によって異なりますが、異性が同じ時間・場所になることがないように、「午前中は男性・午後は女性」や「月曜日は女性・水曜日は男性」等とあらかじめ決められているケースが多く、病院のように好きな時間を本人が選択して入浴することは難しいでしょう。
また、従来型の施設であれば、大浴場で入浴をすることが多く、一人で入浴ができる個室がない場合もあります。近年、増えているユニット型であれば、全室個室で、プライベートや個別ケアを重視しており、個浴に対応している場合もありますので、大人数での入浴が苦手な方は、ユニット型の施設への入所がお勧めです。
尚、大浴場・個浴に関わらず、介助が必要な方は職員が必ず洗髪や洗体等、見守りや介助をするようになっており、安全に入浴することが可能です。全介助で移動ができない方でも、施設へ入所すれば、機械浴といって寝たまま入浴ができる装置がありますので、どんな身体状況の方でもその方の状態に合わせて入浴をすることができます。
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