緊急ショートステイ?緊急で入所希望する際、相談はどこにする?

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緊急ショートステイ?緊急で入所希望する際、相談はどこにする?

Q. 自宅で母の介護をしていたのですが、先日私が交通事故にあってしまい、しばらくの間入院することになりました。しかし母は物忘れがあり、食事の支度などを1人で行うことはできません。とても心配です。私が退院できるまで緊急で施設を利用したいのですが、その場合どうすればいいでしょうか。

A. まずは担当のケアマネージャーか地域包括支援センターへ相談しましょう。

介護者の入院などの事情で、施設へ緊急的に入所しなくてはならない事態が起こることがあります。その場合、担当のケアマネージャーがいる場合はケアマネージャーに、いない場合は居住地域の地域包括支援センターに一報を入れてください。

そして緊急ショートステイを利用します。緊急ショートステイとは短期入所のことで、1日~30日間利用できるサービスです。ほとんどの施設がショートステイの部屋を持っていますので、施設の部屋が空いているか、受け入れは可能かの確認をケアマネージャーにお願いします。また、施設は介護保険被保険者証の情報や本人の情報、医療面の情報などもケアマネージャーから得ますので、ケアマネージャーを通すと話が早いです。

そして空いている施設が見つかったら、何時に施設に到着するのか施設へ連絡を入れれば施設の職員が待機してくれていますのでご安心ください。または、可能であれば送迎してくれる施設もあります。(時間帯や職員の勤務体制によります)

しかし週末などに緊急事態が起きてケアマネージャーや地域包括支援センターと連絡が取れない場合は、施設へ直接電話をしてみましょう。施設も担当者が不在の場合が多いので何とも言えませんが、担当者がいれば受け入れてくれる可能性が高いです。その場合、家族が本人の情報を施設に提供しますので、わかりやすいように介護保険被保険者証やお薬手帳などは忘れずに持参し、現在の疾患名や既往歴なども伝えられるようにしておいてください。

入所については緊急ショートステイを利用している30日の間に、入所に切り替えるのか自宅へ帰れそうなのかを家族で相談し、意向を施設とケアマネージャーへ伝えてください。

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