Q. 母がショートステイを1週間ほど利用する予定なのですが、甘いものを持っていきたいと言って聞きません。母には無理を言ってショートステイに泊まってもらうため、できれば持たせてあげたいと思っているのですが、施設に持って行くことは可能でしょうか。
A. 施設ごとの規則や、持っていくお菓子の種類によって変わります。
ショートステイに「食べ物を持っていけるか」は、それぞれの施設によってその定義は異なっていますので、ショートステイ先の施設に問い合わせてみるのが一番早い解決方法と思います。一般的には、摂食・嚥下障害が無く、糖尿病など栄養管理の問題のない人であれば、許可される場合も多いです。それでも、誤嚥して事故を起こしてしまう場合はゼロではないので、お菓子持参は自己責任となっている施設もあります。しかしながら、ショートケーキや生菓子など生ものは食中毒や感染症の恐れもあるので、持ってくるのを制限されることが多いです。もし甘いものを持っていく場合は、保存がきき、食べやすいものにするとよいでしょう。
また、本人に問題がなくても同室者に制限があれば、持っていくことを控える配慮も必要です。食べ物に制限のある人の前で、おいしそうに甘いものを食べていれば、その人はあまりいい気はしないでしょう。また、食事制限や摂食・嚥下障害のある人に知らずに善意からお菓子等をあげてしまうと、思いがけない事故につながる場合もあります。事故を避けるためにも事前にしっかり施設の人に尋ね、許可をとってからてから持っていくことをおすすめします。
最近では、食事以外でもおやつやフルーツ等を提供する施設が増えてきてます。施設内で趣向を凝らしたり、栄養面を考慮したおやつをいただくことができるので、おやつを持参する時の参考にしてみてはいかがでしょうか。