リハビリマネジメント加算って何?

更新日:
リハビリマネジメント加算って何?

Q. 父が通所リハビリを利用しています。職員の方から、リハビリマネジメント加算を算定するのでお願いしますといわれたのですが、リハビリマネジメントとは実際にどんなことを行うのでしょうか。

A. 効果的なリハビリを継続するための施策を、リハビリマネジメントと呼びます。

リハビリテーションマネジメント加算とは、通所リハビリテーション(デイケア)などを利用するときに算定される加算です。デイケアでリハビリテーションを行うためには、身体の状態や自宅の環境、日常生活の状況をよく調べてからリハビリの計画を立てます。その計画に則ってリハビリを行い、結果を確認して計画の見直しを行い修正しながらリハビリを進めていきます。

このような効果的なリハビリテーションを継続していくために、計画をたててリハビリを管理することをリハビリテーションマネジメントと言います。そしてそれに対して付加されるのが、リハビリテーションマネジメント加算です。通所リハビリを利用すると、原則として全員にリハビリテーションマネジメントが実施されることになります。

具体的には、医師と理学療法士、作業療法士などが中心となり、日常生活上の問題点などを調べた上で、リハビリテーションの実施計画書を作成します。これは、おおむね3ヶ月ごとに見直しを行い、その都度ご本人やご家族に説明を行い、同意を得ることになっています。また、必要に応じてご本人やご家族、ケアマネージャ、医師、療法士が集まってリハビリテーションについての話し合いを行い、よりご本人が日常生活を活動的に送ることができるようにリハビリの内容を工夫していきます。

実際にリハビリとしてどのようなことを行うかは、ご本人の身体の状態や自宅の環境、日常生活の状況によって大きく異なります。しかし、基本的には日常生活上の困りごとを解決するための内容となります。

リハビリテーションマネジメントを算定する場合には、必ず計画書をもとにしてリハビリについての説明があるはずです。具体的なリハビリの内容についてはその際に担当の理学療法士や作業療法士に確認してみてください。もし、説明が不十分であったり理解するのに難しいような場合には、施設の相談窓口や担当のケアマネージャの方に相談してみましょう。

Designed by Freepik