通所リハビリに車いすで行っても大丈夫?

更新日:
通所リハビリに車いすで行っても大丈夫?

Q. 母が脳梗塞で倒れてから車いす生活になりました。そろそろ退院になるのですが、退院後の生活を心配しています。先日、通所リハビリテーションというサービスがあり、退院後もリハビリに取り組めると聞いたのですが、車いすを使用している母でも利用することは可能でしょうか。

A. 通所リハビリには歩行器や車いすの利用者の方も多くみられるので、送迎も含めてほぼ問題なく利用できるでしょう。

通所リハビリの利用者には、独歩の方だけでなく、歩行器を使用したり、車いすの方も多くおられますので、お母様も問題なく利用することができます。脳梗塞や脳出血で急に車いす生活を余儀なくされ、退院後集中的にリハビリをするために利用している方が多くおられます。

施設までの送迎は、車いすを乗せることができる送迎車を使用して自宅まで来てもらえるので、家族が送迎する必要もありません。また、自宅で利用している車いすのまま、通所リハビリへ通い、その車いすを利用したリハビリを行うことも可能です。施設の車いすに乗り換えることなく、普段使用する車いすのまま利用することで、自宅で車いすを操作するための訓練を受けることができます。

通所リハビリには、理学療法士や作業療法士等のリハビリの専門職がいますので、状態によっては車いすから離れたリハビリを行うことも可能です。例えば、ベッド上での可動域訓練や歩行訓練等、専門職が状態に合わせて、無理のないリハビリをその方のペースに合わせて実施してくれます。

そして、リハビリ時だけでなく、施設内で排泄や入浴等を行う場合も、介護職が必ず移乗介助を行いますので、車いすから立ち上がることができない状態の方でも、問題なく利用することができます。通所リハビリを利用する過程で状態変化があれば、その都度、専門職がその方に合わせた移動方法や自宅での介助の助言を受けることもできますので、家族としても利用することで安心できるサービスと言えます。

Designed by Freepik